自転車における接触事故防止システム

 夜道を自転車で走っていたら、交差点でこちらに左折してくる自転車と遭遇。そんなことは特記すべきでもないが、何しろその自転車はすれ違いざま、「キン、コン」という音を発したのである。その後も一定の間を置いて、その音は発せ続けられていたようである。
 電気的ではない、リアルな鐘チャイム。それが自動で鳴っているということは、自らの存在を周囲に伝え続ける、接触事故防止システムとしか考えられなかったが、今まで見たこともない。自作だろうか。だとしたら、その発音タイミングを決めている仕組みは一体。ペダルの回転を元にしているにしては長すぎる。エレクトリカルな仕組みであればわざわざ鐘を鳴らすまい。
 すれ違っただけで、こんなことを考えてしまった。