プチ同窓会

 祝賀会という名目で(少なくとも私はそういう心づもりで望んだ)あったが、実際はこういう年頃の者が集った際によくある話題でもちきりであった。しかし私は、こういう年頃に於いては希有な状況らしいので、やはりその他の話題しか口から出ないのであった。それはちっとも誇りではない。ただただ、それぞれ、懐かしく再会した友との会話は弾けていて楽しかった。
 言えるのは、みんなそれぞれにこれからがある。祝福されている。