あ、マリオカート

 先日、イヤというほど対戦する機会に恵まれた。DoubleDash!!である。この年になって…とは建前の弁。この年だからこそ、思いもよらぬダークでシビアで、且つ気の抜けた勝負ができたのである。これは実に面白かった。
 お相手は64版をやりこんだという強者。最初はGCのアナログスティックの感じを掴むのに懸命であったが、流石なり、すぐにその段階を突破。64版ではストレートでカケていたという超絶ミニターボテクニックをいかんなく発揮し、元々ヘボドライバーである私は、VSレースでけちょんけちょんにされた。しかし舞台がバトルに移ると、SFC版バトルで鍛えた私は、我ながらなあくどい戦法で煙に巻いたのであった。引き分けってところか(そう思うのは自分だけ)。
 DoubleDash!!では、ドリフト開始時のジャンプをしなくなった。その点について違和感を感じたのは一緒だったそうである。それでも、自分が巧くなる、巧くなった自分を世代を超えて投影できる、このマリオカートというモノは奥深い。とやはり今更思った。