ゼルダの伝説4つの剣+

 ゼルダコレクションについてだけ書くのも、アレであるので。
 メインは、ステージクリア型のゼルダ。これはまずやってみないと否定的な考えしか浮かばない。エッセンスとしてゼルダ的謎解きがある、多人数プレイ用アクションRPG。子画面と親画面を駆使した新機軸の仕掛けがあり、もちろん一人用でも面白い。
 「ナビトラッカーズ」というモードがある。これはよく中学校なんかの宿泊研修で行われたような、オリエンテーリングを元にしたゲーム。こういうゲームがあったらなと漠然と思っていたのが形になっている。一勝負長くて15分というお手軽さ。それでいてやりこめる。
 しかしつくづく思うのは、今の子供達はしあわせだなと。私たちの世代では、せいぜいSFCマリオカートで、交代制バトルゲームで白熱していたくらいなのだ。それが4人で、ローカルなオンラインゲームができる時代。「仲良くケンカしな」にもってこいなのである。中途半端な大人が遊んで羨ましがるのは間が抜けていることだが、これは親が子供に安心して勧められる「おもちゃ」であると本当に思うのだ。
 こんなゲームも、私たちがファミコンを懐かしむように、ゆくゆくは懐ゲーになるのだろうか。「4つの剣ってあったよな」「あー、GBAGCを繋ぐやつね」「面白かったけど、わざわざケーブルで繋ぐってのがめんどくさかったよなー」
 そんな時代になるのだろうな。