Librettoと旭川

 旭川へ行ってきた。とても良い街だと思った。私が高校時代を過ごした小さな街に似ている気がして、少しく懐かしさまで覚えた。
 さて、話はLibrettoなのである。珍しい出張ということで、我がミニノートPC、Librettoがまじめに役立つ機会が訪れたのだ。まあ何故だかそのために、ありがたいことにCDドライブをお借りできて、Win2kに戻すこともできた。XPを動かすには力不足のCPUであるので、Win2kに戻さないと作業にならないという言い訳をしつつ。色々といわゆるビジネスアプリをつっこみ、準備は周到、順風満帆かに見えた。
 翌朝、ライラック1号に乗り込み、徐にLibrettoP900iで通信を試みる。送ってくれるようお願いしてあった忘れファイルを、見事受信成功。パケット通信はよいなと思えた瞬間。
 その後、USBメモリを取り出し、ファイルを開こうとした時、事態は急変した。バッテリー切れ警告ブザーがピーピー鳴りだしたのである。電源入れた直後のバッテリー持ち予定時間は2時間程度だったというのに、たった30分経過後にそれを見ると、残り5分もないではないか。USB通信がいかに電力消費が大きいとはいえ、この急激な電力低下はまさに、バッテリーの劣化によるものであろう。やはり3年経つとこうなるのは、しょうがないこと。予想もしていたこと。別に怪しくありませんよと、周囲の方々に心の中でブザーの言い訳をしながら電源を切り、その後1時間、予定していた作業はもちろんできずに、車窓を眺めていた。