差し込み印刷のいろいろ

 差し込み印刷は、ずっとWordでやってきました。しかし、データファイルとのリンクが、他のPCから開くだけですぐ切れたり、フィールドとフィールドの間に改行を入れていても、内容がなかったら改行もなかったことになって上に詰まってしまうとか、いろいろやられましたので、別のうまい方法があるはずだと、遅すぎる比較検討を始めたのです。お気軽さと機能性でWordを超えるものを求めて。
 OOoは、フィールドの挿入に関しては、上に表示させたデータソースから項目をドラッグするだけと、非常に簡単便利なことがわかりました。しかし、画面上でフィールド内容をプレビューすることができません。一度ファイルに差し込んでみる必要があるようです。ということは、文書の作成中はデータのレコード数を絞っておかないと、調整のたびに非常にでかいファイルが生成される懸念があります。これは面倒。
 一太郎2006では、差込枠と差込フィールドという二つがあり、目的に応じて使い分けることができるようです。文書へのフィールドの追加は結構面倒ですが、差込枠では内容のプレビューもできるし、まあまあだと感じました。ところが、差込枠はテキストボックスのようなものですから、もちろんサイズ決め打ちなのはしょうがないとして、なんと差込フィールドも、文書内に置くときに範囲指定しなければならないことがわかりました。つまり、内容に合わせて拡縮してくれないのです。枠に合わせる、なんという日本的仕様。しかし少なくとも、今あるデータの差し込み印刷を行いたいという目的であれば、それぞれのフィールドの最大桁数に合わせておけば、望み通りのレイアウトで印刷できるわけで、これはこれでひとつの解ではあります。しかし例えば一人でも長い名前の人がいれば、名前の欄が無駄に長くなるわけで、あー、それは均等割り付けしろと。今思いつきました。
 他に差し込み印刷となると、どのような手がありますか。TeXでもできるとか、まあいくらでも方法はあるでしょうけれども、お気軽なものを探すのは大変です。