IBM Lotus Symphony

 Lotus、懐かしい名前です。OpenOffice対抗でありましょう。
 インストールのスプラッシュ画面に、BUILT On Eclipseとあるのを見つけました。
 果たして、現れたのはEclipseのスタート画面のような構成のホーム。バージョン情報を見てみると、これまた既視感のある「フィーチャーの詳細」とか「プラグインの詳細」とか「構成の詳細」とか、そのまんまです。
 これはよいかもしれませんね。
 OpenOffice.orgの後発だけある、いきなり完成度の高いオフィススイートだと思います。
 なによりも、晩年のLotus 1-2-3を知っている身として、激しく嬉しく懐かしかったのは、新規文書ドキュメントを開いてすぐに右に表示されていた「テキストのプロパティ」でした。これはまさしく、インフォボックスです。プレビューなんてケチなことをせずに、プロパティを変更すればすぐに文章に反映される、あのインフォボックスです。ちょっと調べてみたら、Lotus Super Officeシリーズでは定番になっていたようです。個人的にこんなに便利だと思うのに、流行らなかったのは、やはり一般受けしないのでしょうか。
 P4 2.4G HTなしの環境で、「パフォーマンスの最適化を有効にする」を使わないでいると、とても遅いです。特に、一つ目の文書を開いたとき。しかし、十分な環境であれば、もちろん実用に耐え、しかも便利に使えることでしょう。
 個人的にはOpenOffice.orgよりも、このIBM Lotus Symphonyを応援したくなりました。